2017年01月05日

さらば第四銀行

 第四銀行は2017年1月4日から勘定系システムを刷新し、その結果、これまでこよなく愛した取扱店名の漢字による通帳記入が廃止となりました。
 私は「通帳に文字で取扱店名が出る」という一点をもって、その銀行を偏愛し「めぐ」を実施しておりますので、それがなくなった以上、第四銀行ともお別れすることになります。口座を解約するわけではありませんが、これまでのように愛着をもって取引することはできなくなりました。
 そこで、これまで愛した証として、「締めくくりの記」のようなものを草し、過去帳入りした「第四銀めぐ」を偲ぶことにしたいと思います。

 私の過去の「第四銀めぐ」の経緯については、昨年12月に発表した記事「第四銀行の全店制覇を達成」で触れておりますので繰り返しませんが、10年以上にわたってちびちびと第四銀の店舗を巡ってきたわけです。制覇の記録はこちらをご参照下さい。
 「第四銀めぐ」を2016年でいったん完成させようと思ったきっかけは、旧長期信用銀行のあおぞら銀行で昨年5月に実施された勘定系システム刷新でした。あおぞら銀は預金取引の取扱店が半角カナで通帳に記帳される銀行でしたが、昨年5月の改変でこれが廃止されております。事前にコールセンターに照会して「店名は漢字記帳になる」との回答を得ていましたので、未制覇のまま残っていた首都圏の店舗はシステム刷新後の楽しみに残していたのです。ところが、結果は店名記帳廃止(店番号で表示)。コールセンターの説明が嘘っぱちとは何事か、と思いますが、ともあれ同行の首都圏店舗は永遠に未制覇のままとなってしまいました。
 一方、第四銀行もシステム刷新の話が具体的になってきます。提携関係にある地方銀行グループ「翼プロジェクト」での合意に合わせ、千葉銀行・中国銀行(岡山市)とシステムを共通化するということでした。これだけなら、基本的なシステムは導入しつつも第四銀なりにカスタマイズする可能性もありますので、店名の記帳が廃止になるとは想像できなかったのですが、あおぞら銀の轍を踏まないためにも、第四銀めぐりは2016年でいったん完成させておこう、という方針を立てました。
 2016年の秋になって、システム改変に伴う告知が出ます。第四銀が2016年9月26日付で出した『第四銀行からの新システム移行に関する重要なお知らせ』というパンフレットでは、「通帳への印字内容の変更について」というページで、店名印字の廃止について一切触れておりません。第四銀は過去にシステム改変を行った際に店名印字を存続させていますので、これは特段変更がないという意味かと楽観的に構えていました。
 そこへ「新通帳のフォーマットが千葉銀行と同じ」という指摘をいただきます。ここで初めて、少し嫌な予感がしました。千葉銀は店名の印字などありませんので、通帳のフォーマットを千葉銀に揃えるということは、印字の様式なども千葉銀に合わせるということなのか。心ははやりますが、この時期は手の離せない仕事を抱えていて、第四銀めぐりを行うことはできませんでした。
 ようやく日程に余裕ができたのが、12月に入ってから。12月9日15時38分に津川支店で全店制覇を達成したのは、先述の記事で書いたとおりです。五泉市から津川に向かう国道49号線はところどころで雪化粧しており、また10日から本格的な雪になるとの予報でしたので、雪道の運転経験が乏しい私としては、1日でもズレたら危ないところでした。

 全店制覇の報告に対して、新たな情報が寄せられます。私が2005年に半角カナでの制覇を済ませていた、長岡新産センター支店についても、通帳の様式によっては全角漢字で店名記帳がなされるというのです。上述の事情から年内に制覇を済ませないといけませんが、年の瀬も押し迫った12月26日まで日程が取れませんでした。過去の「めぐ」で印象の薄かったところを併せて再訪することにし、青春18きっぷを利用して移動するプランを立てて準備していたところ、そこに襲い掛かったのが、糸魚川市中心部の大火です。27日は「ラーメン二郎」の会津若松駅前店へ行こうと思っていたのですが、予定を変更して大火直後の糸魚川市を見てくることにしました。この、12月26〜27日のハシゴが、結果的に最後の「第四銀めぐ」となりました。最後の“制覇”(店名が記帳される取引という意味で)は、大火5日後の糸魚川支店でした。このあたりについては、当ブログ2016年12月30日掲載「大火5日後の糸魚川市を訪問」をご参照下さい。
 そして迎えた2017年。1月4日の『為栗ニュース』記事「第四銀、通帳への取扱店名記帳を廃止」もご参照下さい。システム改変後の状況は、首都圏で唯一ATMを配備している大宮支店で見てくることにしていました。昼近くに大宮に着き、まずはATMで“制覇”と同じ取引を。レシートに取引時刻が印字されるようになったのは進歩でしたが、通帳記入をかけて全てが終わりました。出てきた通帳は、「大宮支店」と書かれているべき場所に「AD」「CD」の短い英字略号しか印字されていなかったのです。これを見た時、私は「第四銀めぐ」という一つの時代が終わったのを感じました。

 第四銀行めぐりを行う過程でお世話になった、関係者と同好の士の皆様に、改めて感謝申し上げます。そして、さようなら、私が愛した第四銀行。「第四銀めぐ」の冥福を祈ります。

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posted by 為栗 裕雅 at 11:20| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 単発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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