2008年10月24日

2007.11.28(水)(10)初体験、近鉄特急と「柿の葉寿司」

 いよいよこれで関西ともお別れである。次の目的地は、東海エリアに入って三重県。「関西」とはお別れだが「近畿地方」からはまだ抜けていないのがミソである。
 三重県にはりそな銀行の店舗が2店舗あって、県都・津市には旧あさひ店舗の津支店、三重県下人口最大の四日市市には旧大和店舗の四日市支店。今日はこの両方を押さえるつもりだ。奈良県から近いところにあるのは県都の津支店で、今回はこちらを先にする。
 今日の行動は基本的になりゆき任せとなってしまったが、大和八木から先は、東京帰還ということを考えて、若干綿密なプランを用意していた。基本は大和八木12:51発の急行宇治山田行きに乗り、伊勢中川に14:06に到着、すぐに発車する急行名古屋行きに乗り換えて津には14:18に着く。これが乗り換えが少なくて最も美しいプランである。その次は、大和八木13:14発の急行青山町行き。青山町は近鉄の関西エリア最東端にあたる駅で、ここ止まりの列車に乗ってしまうと乗り継ぎが増えるうえ時間もかかってしまう。青山町に14:01着、14分待たされて14:15発の各駅停車伊勢中川行きに乗車、30分かかって伊勢中川に着くと、そこから乗り換える列車は各駅停車白塚行き。というわけで、20分遅れると、津の到着は40分以上遅くなってしまうのである(15:04着)。それでも、途中で乗り換える電車があるだけまだマシで、時間帯によっては1本遅れると山越えができず、結局次の1時間後の電車になってしまうということがあるのだ。
 現在時刻は14時少し前。特別料金が必要な列車を一切用いていない当初の計画からは、すでに1時間以上遅れている。急行などで行ったのでは、次の目的地・津でタイムオーバーとなり、恐らくその次の四日市では日が暮れてしまっている。取り戻すにはもはや特急という「飛び道具」を使って追いかけるしかなかろう。
 かくして私は、大和八木から津まで近鉄の特急に乗ることにした。「時間を金で買う」ということを躊躇しなくなったあたり、年をとったのだろう。

 さて、橿原支店から八木駅に戻る。駅前ロータリーの真ん中をショートカットしてきたところ、タクシーの谷間に迷い込んでしまった。無理やり振り切るようにして近鉄の駅施設に入る。
 時刻表を見ると、14:01発の名古屋行き特急に乗れればよいようであった。改札右側にある近畿日本ツーリストで、津までの切符を買う。近鉄の駅の窓口ではクレジットカードが使えないが、ここなら使えるからである。大和八木から津までの乗車券と特急券、合わせて2510円也。近ツーで買った切符は用紙がA4判と大きい。地紋に細工がしてあって、コピーを取ると「COPY」の文字が現れるのが肉眼で見てとれた。切符というよりは住民票のようだ。
 ホームに上がって列車を待つ。来た特急は12000系(?)という旧型の特急車両であった。車内はいちおうきれいに改装されていたが、赤紫に近いピンク色の布が張られた座席は、なんと簡易リクライニングシートである。背もたれが倒れると同時に座布団が前にずれることでリクライニングシートのような効果を出すものだが、ふんばっていないとせっかく倒した椅子が元に戻ってしまうという、居住性の劣るものである。
 ともあれ、私は車中の人になった。簡リクであっても有料の特急に乗ることなどめったになく、特に私は近鉄特急は初めてである。ホームの売店で買った奈良県の名物「柿の葉寿司」を広げて車内で昼食にした。柿の葉寿司も食したことがなかったので楽しみにしていたが、鯖と鮭のバッテラを柿の葉で包んだだけの料理であり、葉っぱを剥く楽しみを味わっただけであった。まずくはなかったけれど。
posted by 為栗 裕雅 at 18:00| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | りそめぐ2007晩秋 関西デハナク近畿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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