2009年01月11日

2008.07.22(火)(9)藤阪から長尾経由で津田へ

 藤阪ハイツからの帰りのバスは、11:03発の京阪樟葉駅行き。これに乗ったことで、私は伊丹での判断ミスをようやく取り返した。その代わり、藤阪出張所の界隈はほとんど見ていない。一応、「長尾谷町3丁目」停留所そばにユニチカが経営するスイミングスクールがあるのと、藤阪ハイツから長尾駅に寄ったところがハイツとは関係ない住宅地になっているのとは認識した。後日追加で(制覇は抜きに)ぶらりと来てみたいが、たぶんその余裕はないだろう。
 帰りのバスは、近畿大阪の支店の前で降ろされた。ミスを取り返したはいいが、この界隈の京阪バスでは「ピタパ」(=イコカ)が使えない。行きは辛うじて使い残しの「スルっとKANSAI」のカードがあったのだが、帰りは現金で払わされてしまった。しかも、このあたりのバスは整理券車のくせに初乗りが220円とかなり高く、不満が残るものであった。片町線沿線は京阪バスにとってドル箱とは言えない地域なのだと思われる。

 再び片町線で移動する。次の目的地は、長尾の京橋寄り2駅目、津田である。
 さっき長尾駅のホームに降り立ったとき、線路の向こうは田んぼばかりだと見たが、いまホームの木津寄りから左の松井山手方向に目を転じると、大造成地が広がっていた。今はまだ更地になっているが、長尾は快速停車駅でもあることだし、これからマンションだの一戸建て住宅だのがドカドカと建ってくるのではないだろうか。
 長尾は片町線では大阪府の一番はずれの駅で、隣の松井山手駅は京都府京田辺市になる。りそな銀は四条畷を出ると松井山手まで店舗がないが、代わりに近畿大阪が長尾までほぼ各駅に続いてくる。ちょうど棲み分けているということだ。片町線の沿線は典型的な郊外、それも今まさに開発が進みつつある郊外である。近畿大阪がこれまでに沿線でしっかり根を張って商売していたのであれば、これから開発が進むにつれて将来が開けてくるのではないだろうか。長尾支店は客の数がそれなりに多いようだし、旧なみはや店舗の藤阪も、細々と営業しているのかと想像していたらATMがしっかりと4台もあってびっくりした。
 11:20発の各駅停車西明石行きに乗る。長尾あたりの片町線は築堤上であったが、徐々に同一平面になってきた。いかにも新興住宅地という感じの、さほど古くない家の並びが続いていて、線路際に関する限り空き地はそれほどない。とはいえ、左の車窓からは鬱蒼と茂った森が見えたり、右の車窓に畑が多少見えたりする。竹薮もあるし、「里山」というか典型的な「スプロール化した郊外」という感じの地域である。ただ、関西であるので土地の歴史はそれなりにあるようだ。
 藤阪で築堤に再び上がり、視界が一気にパッと開けた。結局バスで長尾駅から単純往復をしてしまったが、藤阪出張所へは本来ならここで降りて歩いていくハズだった。藤阪駅は高架駅で、遠景になった高台の上に団地が見える。なるほど、これがさっき行った藤阪「ハイツ」ということであろう。団地の棟とともに、ゴルフボールを銀色に塗ってやぐらに載せたような形をした給水塔が見えている。左の車窓からは大駐輪場と墓地が広がっており、なんとも謎めいた駅であった。駅前には京セラミタの工場がある。
 地形の起伏は結構あるようだ。線路の高さはさほど変わらないと思うが、築堤になったり平面になったりを繰り返している。やがて高架に上がった。関西地区にしかないファミレスのフレンドリーが右に見える。左には滋賀県地盤のスーパー・平和堂のショッピングセンター「アルプラザ」の枚方店。近畿大阪はここに店舗外ATMを出している(母店津田支店)。そして、高架線路と並行道路との間に京都銀行津田支店。このあたりも高層マンションと畑が混在している。東西線の開業と直通運転の開始により片町線が「学研都市線」に生まれ変わらなかったら、こうしたマンションはいまだ存在していないに違いない。
 線路が地平に降りてきた。津田駅はもうすぐである。
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