最後までお読みいただいた方には、例によってダラダラと続いた連載にお付き合いいただき、御礼申し上げます。あとがき等も含めた分量は、最終的に60枚強(400字詰原稿用紙換算)となりました。
今回は、東京都内在住である私が、自宅をベースとして(日常生活の延長線上で)「めぐ」を行った体験記です。今回は「めぐ」そのものの記録もさることながら、私の内面についての記述が多くなったきらいがあります。ブログのアクセス記録を見ていると、「めぐ」と明らかに関係ないことが書いてある(とタイトルから判断される)記事については、連載の途中であってもアクセス数がガクンと落ち込んでいます。よって、そういう内容にニーズがあまりないことはわかっているのですが、私がこの「めぐ記」で書きたいのは「人間のいとなみ」ですので、ご理解を賜りたいと思います。
エピローグでとりあげた歌は、本文では「誰の何という歌かはわからない」とぼかしてありますが、実は歌手の名前は覚えています。児島未散(こじま・みちる)という人です。今回「あとがき」を書くために軽く調べてみました。1967年4月生まれということは私の1歳年長。『セプテンバー物語』は1985年7月リリースのデビューシングル(フォーライフレコード)で、作詞:松本隆、作曲:林哲司。この曲はオリコンランキングには登場しないそうですが、私と同世代とおぼしき複数の筆者のブログで取り上げられていて、意外に多くの人の心に残っているようで驚かされました。
舞台裏を少しだけ。今回、連載最終日がそのまま「めぐ」を実施した日となりました。連載の最後で急遽1回分増やしたためです。本来は「あとがき」がちょうど1年目の日になる予定でした。まあどちらにしても「1周年の日にキリよく終わることができて、きれいだったのではないかと思います」。
なお、本連載では、ある回を公開する数時間前に大きなミスを見つけて愕然としました。廃止店舗の位置について基本的な確認を怠ったせいです。まだまだ若いと思っていても、記憶力は確実に低下しています。今回そのことを思い知らされました。厄介なことに、「思い知った」からといって注意力が上がるわけではなく、むしろこちらも低下しているわけです。かつては年を取った分だけ賢くなると思っていたのですが、どうやらそうではないようです。ノー天気に開き直るしかないのかしら。
さまざまな思いが去来しますが、この連載はこれにて終了します。この連載を数年後に読み返して「古い」と感じられることがあるかもしれませんが、あくまで 2008年9月の実体験と、その後の連載期間における「一面の真実」です。そういうものだと思ってお読みいただくことを望みます。
この連載のような「文章を使っての自己主張」が、私の生き甲斐です。今後ともご支援・ご鞭撻をいただけますようお願いします。ご意見や情報提供をお待ちしています。このブログ「MEGU」は、コメント・トラックバックを歓迎していますし、私のメールアドレスも公表しています。
なお、この連載の執筆にあたっては、以下のような書籍・webサイト等を参照いたしました。
参考文献一覧
紙媒体は発行年順、webサイトは本文掲載順(2009.09.01現在)
天沼雄吉『牧野元次郎翁 伝記でない伝記』全国不動会、1973年『協和銀行通史』あさひ銀行、1996年
『大和銀行八十年史』大和銀行、1999年
『日本金融名鑑』日本金融通信社、各年版
『湘南モノレール』http://www.shonan-monorail.co.jp/
「神奈川・鎌倉山の牧野別邸跡地(不動貯金銀行を訪ねて)」『関根要太郎研究室@はこだて』http://fkaidofudo.exblog.jp/7190760
「ミス・ユニバースの愛娘!「セプテンバー物語」児島未散」『80年代アイドル☆ピンク・レディー☆昭和TVワンダーランド』http://blogs.yahoo.co.jp/cherrycreekjp/51287986.html
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8