2017年04月13日

2014.07.18(金)(9)駒野駅に到着

 08:13、電車はリサーチしていた時刻より1分早く、駒野駅に到着した。
 駅に着く直前、近鉄と同じ声の車内アナウンスでは、この駅の名を「コまの」(コにアクセント)と言っていた。その少し前、石津からここまでの切符を買ったアテンダントの女性は「こマノ」(マノにアクセント)と発音していた。アクセントとしてどちらが正しいか知らないが、少なくとも地元では「こマノ」なのであろう。以前、大都市の「名古屋」が地元と東京でアクセントが違うと指摘されたことがあり、位置と付け方は今回の「こマノ」とまったく同様(ナごやではなくなゴヤ)であった。ひょっとすると、地名のイントネーションの付け方には何らかの規則性があるのかも知れない。そういう研究はないのだろうか。
 さて、駒野駅には3番線まであって、いわゆる「国鉄型」に近い(ホーム番号は付いていない)。線路は、本屋側の1番線に相当する線が真っすぐ東西に延びていて、2番線はその分岐、3番線はさらにそのまた分岐である。島式ホームになっている2・3番ホームは、2mぐらいの幅しかなくて、異様に狭いと感じた。
 ホームの左(南)側はナイガイテキスタイルという企業の工場で、工場の敷地との間は万年塀で仕切られている。壁に蔓草がビッシリ這った古い鉄筋コンクリートの工場は、ギザギザ屋根になっている。ノコギリのように凸部が平行に並んだ屋根は、天井から光が差し込むように窓を設置しているためで、繊維関係の古い工場はだいたいそうなっている。ホームに沿って倉庫が長く連なっており、時折フォークリフトがガーガー動いている。万年塀が途切れてフェンスになっているところは、かつてそこから工場内に引き込み線が入っていたのだろう。引き込み線がなくなったのは相当昔のようだが、そういう目で見ると、フォークリフトが動いている倉庫は鉄道のホームのようになっている。地図で見てわかるほど大きな工場で、どうなっているのか関心があったが、非常に古めかしい鉄筋コンクリート建築で、趣があった。
 駅舎は工場の反対側で、線路の向こう、桑名行きホームの側である。大垣行きホームの西端がスロープになっており、そこから構内踏切を渡って駅舎へ。建物はさっきの石津駅と同じような、新しい感じの建築であった。今日これまでに遭遇した養老線の駅の中では、多度に次いで大きな駅であると感じた。
 駅員に切符を渡して、駅舎の外に出た。この駅には駅員がいる。客の数がそれなりに多いのだろう。養老線の大垣からの列車は、夜の最後の2本が駒野止まりとなっている。駒野に着いた電車は西大垣の車庫に帰らずここで滞泊している。

 ふと後ろを振り向くと、私が乗ってきた大垣行きの電車がまだ停まっていた。さっき美濃松山で行き違いをしたばかりで、この駅での列車交換はないハズだが、どうしたのだろうか。車両中央部の窓に、女優・内山理名の広告ステッカーが1枚貼ってある。このシールは百五銀行(津市)のもので、カードローンの保証業務をエム・ユー信用保証(三菱UFJグループ)に委託している銀行は、半数程度が内山理名を広告で使っている【注1】。外に向けて貼ってどうするのだろう、車内に見えなくていいのか、と思ったところで電車は発車していった。単なる時間調整だったようだ。
 駅前広場は思いのほか広いと感じた。駅舎の横に駐輪場と駐車場があるのは、他の駅と変わらない。この駅の公共交通機関は、海津市コミュニティバスの他には、養老町のオンデマンドバス(利用者登録制かつ予約制、一般人は乗車不可)が市町境を越えて入ってくるだけだ。駅舎の横に、海津市コミバスのマイクロバス(トヨタのコースター)が止まっている。さっきの石津と比べるとだいぶ本数が減るが、駒野駅には2系統が来る(南濃北回り線・同南回り線、【注2】)。海津市のコミバスは、大垣市のスイトトラベルという会社が運営している。車体にカンガルーのマークが付いており、大垣市本社の大手運送会社、西濃運輸の系列会社とわかる。もともとはスイトタクシーというタクシー会社だったが、旅行会社と合併して現在の社名になった。「水都」は大垣市の別名である。なお、蛇足ながら、大垣市内にあるスイトタクシーの本社には、大垣共立銀行が店舗外ATMを置いていたことがある。

09-1.jpg

 【注1】広告キャラクターは現在では「乃木坂46」に代わっている。百五銀のステッカーは車内にもあった。
 【注2】2015年10月に海津市コミュニティバスの再編が実施され、駒野駅に乗り入れるのは原則石津からの「南幹線」系統だけとなった。
posted by 為栗 裕雅 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大垣共立銀 岐阜県海津市+2町完全制覇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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