2017年05月16日

2014.07.18(金)(42)夏休みだもーん

 次は[珍品センター]に向かう。
 「珍品センター」って何だろう、と以前から思っていたので、ここに行くのはちょっと楽しみにしていた。事前のリサーチによると、[船附]の南にある四つ角で右折し、西へ真っすぐ行った水田地帯のただ中にある。場所は予習したが、「珍品センター」が何であるかはあえて謎のままにしておいた。
 国道258号に出て、船附の交差点から真っすぐ南へ下っていく。道路と同一面上に建つ建物は明らかに石垣に載っており、この道路も含め相当かさ上げしてあるようだ。ほどなく水田地帯になった。4車線道路の脇の歩道は、2車線分ぐらいの幅に広がった。車道をさらに広げられるようにしているのだろう。まず遭遇するのが、何とキリスト教会であった。建物の前に大駐車場が完備され、店先には大きなアーチ状の装飾があるなど、どう見てもパチンコ屋の空き店舗なのだが、そこになんとかチャーチと掲出している。日本では東海地区のみで展開している教団らしいが、宗派はどこだろうか。教団名はスペイン語かポルトガル語のようだから(知らないが)、推定が当たっていればカトリック系ということになる【注1】。一般的には、キリスト教を謳う教団であっても、聖書とは別の経典を使い始めると、キリスト教とはみなされなくなる。代表例が「モルモン教」で、この教団は聖書の他に『モルモン経』というものを使っているから、キリスト教とは別の宗教とされることが多い。
 角に、コンビニのミニストップがあった(養老船附店)。[珍品センター]は、この船附町前東の交差点で曲がった先ではなかっただろうか。度忘れしてしまった。まあよい。忘れたらまめに地図を見ればよいのだ。今出発したばかりだが、ここで“地図見休憩”にしよう。
 クーラーの効いた店内に入った途端、どっと疲れが出てきた感じがした。ミニストップなのでイートインコーナーがあり、椅子に腰かけて火照った身体を鎮める。最近では他のコンビニチェーンでもイートインを導入した店が増えてきているが、この頃はイートインと言えばまだミニストップの独擅場であった。
 少々腰を下ろして落ち着いてから、カウンターのホットケースから鶏のから揚げを買った。カウンターでは、小学5年か6年の男児の客が、店員と「夏休みだもーん」という会話をしていた。あっけらかんとした元気な声に、長期の休みに入った喜びを感じた。そういえば、さっき今尾で集団下校とすれ違った。今日は公立小学校の終業式だったのである。
 すきっ腹を鶏のから揚げでごまかしつつ、雑誌売り場で都市地図を立ち読みする。やはり“地図見休憩”にしてよかった。右に曲がるのはこのミニストップではなくもう1本南の交差点、サークルKのある角であった。コンビニには変わりないし、方向も合っているが、曲がる道を1本間違えたらエラいことになってしまう。渡辺真知子のナツメロ『迷い道』が頭をかすめた。

 いまの時刻は14:10。面倒臭いので計画表は見ないが、相当遅れているのは間違いなく、だいぶ巻かないとマズいと思われる。いま執筆しながら計画表を確認してみると、14:06に[珍品センター]の次の目的地[フードセンタートミダヤ養老店]に到着しているハズであった。
 店の外に一歩出たら、直射日光が熱かった。国道をさらに南へ、引き続き自転車を漕ぎ続ける。養老町の町はずれにあたるこの近辺は、いろいろな意味で“墓場”のようであった。文字どおり墓地が道の反対側にある。廃車置き場があって何台も積み上げてある。その向かい側は、毛糸・編み機・コットン・ミシンといった手芸の店の廃屋。ロードサイド型の店としてオープンしたのだろうが、廃業して随分経つようだ。役目を終えたものが墓場のように数多く集まっている一帯であった。それ以外の建物では、倉庫が多いようだ。
 そのすぐ先、養老町笠郷の歩道橋手前に、スーパーマーケットの赤い看板が出ている。これから行くフードセンタートミダヤ養老店の看板であった。右折5km先、と書いてある【注2】。単調な道だし、まだまだ先は遠いと感じられた。
 相変わらず水田地帯が続いている。家が固まって建っているところも少々あるが、とにかく右も左も田んぼばかりで、たまに休耕田なのか少し荒れた土地がある。個人宅の半分ぐらいを喫茶店に改造したような店があった。コーヒーにのめり込んだオーナーが脱サラして始めたのだろうか。この喫茶店のあたりから、バイパス道路には側道のようなものができた。これまで、歩道と車道の間は縁石で仕切られているだけで、柵などはなかったのだが、車道と側道の間が高さ1mぐらいの焦げ茶色の柵で仕切られるようになった。側道はほどなくバイパスから大きく離れていった。
 なお、大桑国道をこのまま真っすぐ南にいくと、和歌山県に本社を置くスーパーのオークワが出店しており、念の入ったことに店内には百均大手ダイソーが出店している(スーパーセンターオークワ養老店)。言わずもがなのことであるが、オークワの創業者は大桑さんである。オークワの先で海津市に入ると、今朝自転車の旅を始めた駒野に到達する。

42-1.jpg

 【注1】この教団の信者は、多くは日本の製造業を支えるブラジル出身者で、日系移民の子孫が大多数。彼らはカトリックよりプロテスタント、とりわけ福音主義というグループが優勢であるという。
 【注2】[フードセンタートミダヤ養老店]までの距離は[珍品センター]からでも5kmを超えており、この地点の看板で5kmというのはやや過少表示気味。
posted by 為栗 裕雅 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大垣共立銀 岐阜県海津市+2町完全制覇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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