2017年05月30日

2014.07.18(金)(56)高田橋からイオンに向けて

 高田橋を渡り切った時、私は一瞬『チキチキマシン猛レース』の「ケンケン」のような顔になった。牧田川の北岸は、南岸の上がりと同じような感じで、堤防のアプローチ道路が長い下り坂になって延びていたのである。よかった。これでしばらく自転車を漕がなくて済む。自転車を長い下り坂まで漕ぎ進め、そこから一気に駆け下りる。かなり心地の良いスピードであった。
 堤防の北側は使われていない荒れ地が多い。水田がなくはないが水田地帯ではない。工場が何軒かあって、空き地の半分ぐらいを住宅が占めている感じであった。後日もう1回ここを自転車で走ってみると、そんなにスピードの出そうな坂道というわけでもなかった。下りたらすぐ終わってしまう。当日のメモには「チキチキマシンのケンケンのような」とあるのだが、ここで下り坂になったのがそんなに嬉しかったのか、と思う。それでも、およそ300m、坂を下りて最初の信号まで漕がずに来れたのは間違いない。
 ほどなく、名神高速道路の下をくぐった。1車線分の四角い穴が2つ開いたアンダーパスである。側道とクロスしている金屋という交差点があり、そこは真っすぐ行く。そのすぐ先には〔名神養老〕というバス停が立っている。ここを通るのは名阪近鉄バスの大垣多良線で、大垣駅から美濃高田の市街地を経由して大垣市上石津町の〔時〕まで行っている。大共上石津出張所へ行く唯一の公共交通機関である【注】。ここから高速バスへの乗り継ぎができるわけではない。さて、バス停のすぐ北側に、目指すイオンタウンへ向かう左への分岐道があった。この分岐は、左へ分岐するというより左折しているようにしか見えないが、大丈夫だろうか。でも、地図上ふさわしい交差点はここしかないハズであった。
 丁字路を左折すると、すぐ道が右にカーブした。これで、道を間違えていなかったと安心できた。ここがY分岐だとわかってみると、股のところにあるNTTドコモのケータイ店がおそらくコンビニの転換であろうと気付く。道路の交点では鋭角部分にコンビニが出来やすい、という私がさっき思いついた謎理論が、ここで一つ確認された。
 そこから先は、水田地帯の真ん中を突っ切る一本道で、対面2車線は変わらないが走りやすい道になった。車線と歩道の間は縁石で仕切られているだけである。センターラインの端には反射板のついたブロックのようなものが取り付けてある。ここのセンターラインは白の破線であるから、こういうものを付けて車にセンターラインを超えさせないようにしているのだが、黄色のセンターラインにしたのでは駄目だったのだろうか。

 2車線道路を快調に自転車で飛ばしてきたら、また途中でダウンしてしまった。ここは小さな川を渡るところで、橋の手前が微妙な上り坂になっている。さっきの牧田川の堤防とは比較にならないぐらいゆるゆるの坂で、午前中に海津市役所近くで経験したのと同じくらいの傾斜に過ぎないのだが、すでに体力を相当消耗している私には、続けて漕ぎ上がることが不可能だったのであった。川の名前は小畑川、橋の名前は清流橋というらしいが、何が清流だ、とついつい思ってしまう。地図で見ると、ここはため池のようなものがたくさん見える。河川の旧流路が水たまりとして残った三日月湖と呼ばれるものである。
 ここまで来てようやく、水田のはるか彼方に、ショッキングピンクの横型看板が見えた。イオンタウンはあそこか、はあ。最終制覇目標が視界に入ったのに、これまでのような精神的な盛り上がりは乏しかった。
 川を越えて緩い坂を下りると、引き続き水田地帯の真ん中をひた走る。やや古い集落が右前方に見える。道の左側は、倉庫とか、家を建てるにしても非常に広い敷地になっているとか、いずれにしても新しい建物ばかりであった。飯田西という交差点の横には、用水をくみ上げるポンプのようなものが付いている。現在各地に多数ある太陽光発電所は、2014年7月のこの時点ではほとんど見られなかったと思う。
 なお、清流橋を渡ったところのスロープには、一番下に「対向車注意」という看板が出ていた。ここは白破線のセンターラインだから、追い抜きをしようという車がやはり現れるのだろう。恐ろしい。前述したとおり、私はこんな対面2車線の道で追い抜きをしようとは思わない。
 ここまで来ると、前方にショッピングセンターがだいぶハッキリ見えるようになってきた。しかし、ここからが遠いのである。風景としては、水田地帯の真ん中にJAにしみのの養老北支店が目立つぐらい。とにかく、広い平野の真ん中を突っ切る道は、漕いでも漕いでも目的地が近づいて来ず、いったいいつになったらたどり着けるのかと思ったのであった。

56-1.jpg

 【注】大共の最寄り停留所は、養老支店は〔高田中町〕、上石津出張所は〔上宮〕。
posted by 為栗 裕雅 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大垣共立銀 岐阜県海津市+2町完全制覇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
カテゴリ一覧(過去の連載など)
大垣共立銀 岐阜県海津市+2町完全制覇(62)
単発(12)
告知板(24)
銀行めぐ2015冬 みちのく銀秋田県全店制覇(29)
りそめぐ2013梅雨 大阪市営バス“最長”路線[93]を行く(43)
りそめぐ2011晩秋 都営バス最長路線[梅70]の旅(57)
りそめぐ2008秋 「埼玉県民の日」に埼玉県内をめぐる 東武伊勢崎線・野田線沿線17店舗の制覇(51)
りそめぐ2009初秋 りそな銀千葉県内12店舗完全制覇(35)
りそめぐ2008夏 りそな銀東京都世田谷区4店舗完全制覇(8)
りそめぐ2008春 埼玉高速鉄道で帰省してみた(18)
りそめぐ2008秋 太平洋は青かった 茨城→北海道750km大移動/銀行めぐ2008秋 札幌市内4行4店舗完全制覇(20)
りそめぐ2008初秋 湘南セプテンバーストーリー(11)
りそめぐ2008冬 銀河に乗って知事選たけなわの大阪府へ(47)
りそめぐ2008夏 「近畿大阪めぐ」スタート記念 片町線・京阪線沿線25店完全制覇(51)
りそめぐ2007晩秋 関西デハナク近畿(60)
りそめぐ2008冬 人命の重さと意味を考える(12)
りそめぐ2007秋 「埼玉県民の日」に埼玉県内をめぐる(35)
2007年7月 りそな関西地区支店昇格5店完全制覇+α(43)
あさめぐ・最後の爆走 西日本地区15店+1店完全制覇(34)
2006年1月 りそめぐ「旧奈良銀店舗全店制覇」(53)
第四銀行めぐ 2005年(41)