2008年03月25日

2008.01.18(金)(6)宮代支店

 東武動物公園駅から歩いて行ける範囲に、埼玉りそな銀行の支店が2つある。杉戸支店と宮代支店。杉戸支店は明治時代から続く支店で、宮代支店は高度成長期より後に新設された店舗である。どちらを先にしてもよいのだが、なんとなく気分的に宮代へ先に行ってみることにした。
 東武動物公園駅で降りるのはずいぶん久しぶりである。東武伊勢崎線から日光線が分岐するこの駅は、島式ホームが2本、5番線まである駅で、まあ「規模が大きい駅」ということになるのだが、鉄道の敷地は非常に広い。かつてこの駅には車庫と車両整備工場が置かれていて、東武鉄道の鉄道運営の要衝だった。橋上駅舎もそれにふさわしく大きなものだったが、工場は日光線の南栗橋駅に移転してしまったので、今は2つの線が分かれる駅としての機能しかない。
 橋上駅舎の改札を出る。かつては、だだっ広いコンコースが広がっているだけだったが、しばらく来ないうちにこの駅は大変貌を遂げていた。宮代支店は、駅名となっている東武動物公園のある側にあり、駅舎からかつて車両整備工場だったスペースをまたぐ長大な跨線橋を渡って行くのだが、改札を出てその跨線橋までまっすぐ行けなくなっていたのである。今は改札の正面にある書店の脇を抜け、突きあたりで1回左にクランクを曲がり、ようやくその先で突き当たって連絡橋、という形になっている。商業施設がびっしりと連なっていて歩行者の進路はクランクのように曲がらされるが、かつては改札を直進すれば、突き当たりが連絡橋の接続部分だったのである。JRが今各地のターミナル駅で開設し続けている改札内の店舗ならともかく、東武動物公園駅は乗降客が必ずしも多くないのではないか。何しろ、駅の東側も西側も郡部である。そういうところで改札外に店を作って集客できるのだろうかと思う。
 長大な跨線橋を渡る。かつての車庫は広大な駐車場になっていた。工場は建物だけは残っているようだが、遊休施設のようで、人や機械が動いている様子は感じられない。跨線橋の途中から東武動物公園の観覧車が前方に見える。跨線橋を渡りきって階段を下り始めると、下り切らないうちに前方に埼玉りそなの緑の看板が見えた。跨線橋の階段は、本来窓があるはずの部分に、パンチングスチールというのか、細かい穴がたくさん開いた鉄板がはめ込まれている。東武動物公園ができた1981年3月当時の、最もおしゃれな建材を使った建造物だったのだろう。
 階段を降りたところに、バスロータリーがある。バスロータリーといっても、大手私鉄の沿線で普通に見かけるようなバス乗り場とは違い、万年塀に囲まれて舗装されただけの本当に何もない平面スペースである。雨よけの屋根も付いていないし、待合室などもない。そして人影が全く見えない。バス停のポールが1本だけ立っていて、東武動物公園東門行きとあった。東武動物公園へは歩いても10分ほどで行けるのだが、それでもバスが出ている。ポールには「本日は終了」と書いてあった。歩行時間がせめて15分ぐらいあればバス路線として少しは活気があったのかもしれないが、平日とはいえこれだけ静まり返っていては、遊園地としても果たして経営が成り立つのか、率直な疑問を持った。念のため、今日は休園日ではない。
 動物公園駅西口の駅前通りを歩いていく。道は広いが、完全に静まり返っている。商店街はシャッターストリートと化しているが、風俗店がなさそうなのは救いである。前方右側に扇形の妙な建物が見えてきた。宮代町の施設で、コミュニティセンター「進修館」というらしい。宮代支店があるのは、この施設の手前側であった。

 支店まで来ると、外壁の改修工事らしく灰色の布で覆われていた。最悪である。これでは写真にならないのだ。したがって宮代支店は後日またもう一度撮り直しに来ることになる。
 宮代支店最大の特徴は、何といっても、支店の目の前に自店の店舗外ATMがあることだろう。道を挟んで支店の向かいに、三角形の土地がある。駅前通りに直角に交わる道があって、さらにその西側に斜めに交わっている道がある。その、斜めの道と直角の道とで区切られた小さい三角形の土地には、角部分をミニ公園のようにして平屋建ての建物が建っている。これが[宮代町役場前]という店舗外ATMである。先にこちらに入ってみたが、閑散としていた。機械5台分の枠にATMは3台だけ置かれている。店舗外ATMであるので硬貨は使用不能である。機械は富士通のファクトAが2台、ファクトVモデル10のIC対応が1台。稼働時間は支店より短く、平日09:00〜19:00、土曜日09:00〜17:00、とあった。
 店に入ると、店の営業スペースは非常に狭く、ごった返している感じがした。なにしろ、キャッシュコーナーにATMが3台しかないのである。全てファクトVモデル10で、うち右側2台がIC対応となっていた。別に、ロビーにモデル10のガワを持つ記帳機があった。
 支店内はごった返していたが、店舗外ATMの方は支店の目の前に店舗外ATMが設置されているのは、ATM利用の客を誘導して支店の混雑を緩和するためだろう。支店の本体にキャッシュコーナーを増設することができなかったのではないか。似たような例は、あさひ銀行では都内の堀切・青戸・花畑など主に下町の支店でも見られた。いずれも支店の本体にATMが増設できず、隣接した場所に店舗外ATMを出したケースである。
 モータリゼーションの進んだ埼玉県内の支店にしては駐車場も非常に狭くて、10台ぐらいしか止められない。さすがに、支店の前にある有料駐車場が銀行の契約駐車場として開放されている。宮代支店は小さい支店なのかもしれないが、来店客の数からするとパンクしているようだ。
 宮代支店の制覇が終わった。ファクトVを使うと、カードローンの案内を「ご覧になりますか」という表示がいちいち出てくるのが非常にかったるく感じる。無借金主義の私はもちろん見ないので、「はい」と「いいえ」のボタンが出てくるのを待ち構えて直ちに「いいえ」を押してしまう。嫌な客である。
 宮代支店は1978年5月に埼玉銀行宮代支店として開設された比較的新しい店舗で、建物も当初のものがそのまま使用されている。

200801Saitama05_Miyashiro.jpg
posted by 為栗 裕雅 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | りそめぐ2008冬 人命の重さと意味を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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